積みゲー賽の河原


女体狂乱3 -カオスボディ-

シリーズ過去2作をプレイしており、プレイしたからこそどうして手を出してしまったのかと思い悩んでおります。そのあまりの攻めっぷりに業界を騒然とさせ、一部のネット界隈をも騒がせた『女体狂乱』、それを受け継いでシュールギャグの境地へと至った『女体狂乱―爆ぜ乙女―』。そして本作へといたるわけですが、間違っても家のゲーム棚にこの3作品が並んでいるのを見られるわけにはいかないというのに。

今回は怪人への改造ということで、まあショッカーです。過去2作と比べると、割とすんなり納得できる導入です。カオスフェロモンについては、実にわるきゅ~れらしい意味不明さで良いかと思います。カオスフェロモンを出すための女体改造、と言ってましたけど、別にカオスフェロモンを出す体器官を移植したりするわけじゃないんですね。そもそも施術過程で、ヒロインにカオスフェロモンはどこから出ると思う?なんて尋ねてますし、土屋医師もどうすればカオスフェロモンが出るか分かっておられない様子。そういえばこれ、彼の妄想から始まってました。多すぎる突込みどころと謎の勢いで、いろいろとどうでも良くなってしまうあたりズルいです。

改造については、イマイチパワーダウンしてる感が否めません。比較対象が、私的にAILの『ディープボディ』以来の衝撃となった1作目と、突き抜けてギャグの領域に足をつっこんでしまった2作目ですからかわいそうな部分もありますが、アイデアの枯渇を感じました。わるきゅ~れは、何だかんだ言っても製作に対してすごく真面目なところがあります。それは本作でも発揮されていて、改造をするにしてもテーマは一応設けています。決して無計画に思いつくまま改造しているわけではないのです。それが仇となったのかもしれません。それでも十分イカれているのは間違いありませんが。

仮面ドライバーは途中で読めていた、と言いますか、冒頭のボイス聞いた時点で、あれこいつ女か?っていうのは何となくありました。……いや、したり顔で主張する事でもありませんが。

エロシーンのセリフはぶっ飛んでます。直近のプレイでは『和風清楚な黒髪JKはド変態のフタナリドマゾ』辺りが近いノリでしょうか。声優のプロ根性ってすごいなとつくづく思います。また、本作の構成上日常シーンはありえませんので、エロシーン(施術後検査)の連発に近い状況になります。すると、エロシーンで発する奇声の方がノーマルな声に感じられて、合間のシーンでの通常の会話の声の方に違和感を感じるという不思議な事態に陥ります。実にシュールです。

グラフィックが小奇麗になって「らしさ」は若干薄れてはいるものの、中身についてはやっぱりわるきゅ~れです。言っている事は無茶苦茶でも勢いで誤魔化してしまうというスタイルも、そろそろ伝統芸能じみた風格すら漂います。本作は若干小さくまとまってしまいましたが、これからも唯一無二の存在であって欲しいと感じた一本でした。

2016.07.04