オレの愛バがあぁぁぁぁ!!

ここ一年ばかり、ウマ娘にかなりの時間を溶かされています。
擬人化文化自体はすでに一定の市民権を得ていますので、なんで娘? あたりの疑問は無意識に呑み込めてしまうのですが、「なんでレース後にライブ?」とか「その衣装で走りにくくないの?」とか「うまぴょいって何?」とか、いまだにそのあたりはよくわかっていません。
不思議とどうでもよくなってきました。
ゲームとして単純に面白いからそれでいいのです。


パワプロ世代にぶっ刺さる

何を隠そう私も昔は野球部でございました。
いくら走り込んでも全然コントロールはよくならないのに、長距離走のタイムばかりが伸びちゃって、挙句に陸上部から誘われたのも今は懐かしい日々であります。
私世代の野球部員がパワプロをやっていた率は、恐らく相当なものだったことでしょう。
そして、パワプロをやるなら必ず触れるのがサクセスモード。
80年代以降の生まれでサクセスに触れなかった野球部員など存在するのでしょうか?

で、ウマ娘の育成が完全にサクセスなんですよね。
こんなん絶対ハマりますやん。
私が通算でサクセスにどれだけの時間を投じたと思ってるんですか?
しかも憎いのが、サクセスで面倒だった試合操作、ウマ娘ではレースに置き換わっているのです。
操作レスの全自動。
もうホント楽。
経験点のためにホームラン打たなきゃ…というプレッシャーからの解放がこんなに素晴らしいとは。
…まあ、運要素がどうしようもないのはそれはそれで辛いですが。

そのうえ、キャラが完全に美少女でございましょ?
これはパワプロが今さらどうにもできない部分なのでホント強い。


アニメがまたぶっ刺さる

アプリ版ウマ娘がリリースされたとき、ちょうどアニメの第2期が放送中だったのです。
育成ゲームの常ですが、わりと作業が続くので暇なんですよ。
「よっしゃ!ウマ娘のアニメ見ながらウマ育てたろ!」なんてことを考えてしまいました。
そしたらなによもう、クッソ上等な王道スポ根ものじゃありませんか。

世代トップの才能を持つ主人公トウカイテイオーの栄光からの怪我、復活、そして繰り返す挫折。
当初の目標は何もなくなり、走る意味さえ見失った彼女に再び希望をもたらしたライバルさえも失い、それでも折れない彼女の大復活劇はもう泣きましたよ、アニメでホントいつぶりか分かりませんが泣きました。
え、嘘…なんでウマ娘で泣いてんの? って話ですが、だってもう仕方ないじゃない。
しかもこれ、競馬ど素人の私は知りませんでしたが、レース内容なんかは史実に基づいてるって話で、え、このクソ熱展開リアルでやってたの?
今は自分でも笑っちゃいますが、Youtubeでトウカイテイオー復活の有馬記念の映像見てたら、それだけで泣けてきましたもんね。
で、そのあとオススメ動画でこの場面のBGMを主題歌に差し替えた動画見てまた泣くと。

そのあとついででアニメ1期も見ましたが、まあこっちは普通のアニメです。
可もなく不可もなく。


ウイニングポストに手を出す

恥ずかしながら、競馬について腐れミーハー野郎な私は、もっと競馬関連のゲームで遊びたいと思い至り、一番硬派なところに手を出してしまいました。
というか、他にもうまともな競馬ゲームなんてないじゃないですか。
昔ダビスタと、チョコボスタリオンを少しだけ触って秒で投げた記憶が蘇ります。
何やねん血統って、いや全然勝てんし金どんどんなくなるし、みたいな感じでした。
まあ、小学生がやるゲームじゃなかったんでね…。

というわけで、初めてのウイニングポストですが、これが案外面白いんです。
育成&経営要素ってのがもう趣味ど真ん中ですし、自分の牧場の血統を強化することでより強い馬が生まれてくるってのがもう最高にツボです。
サカつくとかも昔さんざんやりましたけど、選手が引退したら結局新しい選手をゼロからなんですよね。
そりゃクラブを強化すれば強い選手は獲得しやすくなりますが、それでも獲得しに行くのは手間なわけで。
その点ウイニングポスト、強い馬が毎年勝手に生まれてきますんで、そうよこれこれっていう。
継承ありの周回プレイに近い喜びがあります。
今までこれを遊んでいなかったのが不思議なくらいです。


ウマ、終わらない

そんなこんなで競馬のネタ系Youtubeチャンネルを登録するくらいにはウマにどっぷりなのですが、それでもまだまだ全然分かりません。
GⅡGⅢのレースなんて半分も覚えられる気配ありませんし、昔の名馬とか血統や系統も無理そうです。
多分永遠に腐れミーハー野郎なんですが、まあミーハーでもいいんですよ、自覚があれば。
これで下手に「俺分かってるんだぜ?」みたいに調子乗り出すとエラいことになりますので、ええそれはもう痛い目見てますんで。
ウマ娘もウイニングポストも、飽きるまでは楽しめるだけ楽しませていただく所存でございます。


2022.04.30