DL版への移行について
生まれてこの方、というか初めてゲームに触れたSFCの『ボンバーマン2』以降ずっと、ゲームはパッケージ版で買っておりました。そしてそのまま惰性で20年以上も、ゲームと言えばパッケージありきと思考停止を続けていたのです。ところが最近、わりと価値観がひっくり返る衝撃体験があり、今後はもっぱらDL版で買っていこうかなという所存でございます。
ここ数年、確かにDL版に手を出す機会は増えました。DL専売であったり、DMMの10円セールであったりです。基本はパッケージで、安ければDLみたいな住み分けでした。それが徐々に同人はほぼDL版になり、DL版半額セールにちょいちょい手を出すようになり、利用率は右肩上がり。
そして決定的だったのが、退職に伴う引越しです。荷造りをしていたらまあ出るわ出るわパッケージの山。引越し業者にもらったダンボール(大)で5箱以上になりました。うち100本弱は既にパッケージを潰しているのに、です。さすがにこれは反省しました。
今後、転職が決まればまた引越しがあるでしょう。その際にまた余計な運送費を払うのか。引越し先の部屋で、物置としてスペースを余計に使うのか。そう考えるとどうにもパッケージを後生大事に持っているのがアホらしくなってしまって。
そもそもパッケージで持っているメリットって何なんでしょうか。何となくモノで持っている安心感は確かにありました。データって簡単に消えますから。でも、DL版ってそのデータそのものじゃなくて、そのデータの恒久的なDL権を買っているわけなので、DMMやらDLsiteが消滅しない限りむしろ安心なんですよね。むしろ光学ディスクの方がどうやっても経時劣化します。ディスクの劣化とDMMやらの消滅、リスクが高いのはどちらか。
また、パッケージ版なら中古で売れるとのご意見もあるかと思います。確かにもう二度とやらないだろうな、なんてゲームはたくさんあります。一方で、いつかまたやりたくなるだろうな、という良作もたくさんあるのです。ふとまたやりたくなった瞬間、手元に無いのが許せない。そしてそんな良作だけでも手元に100本以上あるのです(当サイトの評価AやB、そして感想書いてない良作達です)。だからどうでも良いのを売りに行ったところで、パッケージがたくさん残る以上、スペース的な問題は解決しませんし、どうでも良いやつは売ったところで大体安いです。正直そこまで金に困ってるわけでもありませんし。
あとは価格の問題でしょうか。私個人的に、DL版って高いイメージがあります。ただこれも冷静に考えると、中古価格の印象が強いだけであって新発売のタイトルで比べるとそこまでの差ないんですよね。そしてその多少の価格差も、上記の劣化しない、場所を取らないというメリットに加え、部屋にいながらにして入手可能というありがたすぎる恩恵まであるわけです。店舗に受け取りに行ったり、佐川やヤマトが金曜日中に再配達してくれないと嘆いたりする必要がありません。
ゲームに限らず書籍関連も電子化しようかなあ。あれなんて電子版とほぼ価格一緒ですもん。
まあそういうわけで、今後は積極的にDL版に切り替えていこうと思います。小売店舗様には申し訳ない、これも時代の流れと言うやつなので。