ようこそ!スケベエルフの森へ 感想

何故手を出したのかよく分かりません。きっと疲れすぎていたのです。強いて言えば乳?そして今さらながら初めてのルネ作品です。
昔とある2次元ヒロインに夢中になっていた折、友人から言われたことがあります。そんな都合の良い女いるわけ無いじゃん、と。きっと彼は現実とフィクションの区別が付かなかったのでしょう。もし私が現実の女性に対して2次元ヒロインのような振る舞いを求めて困らせていたならまだしも。いやむしろ、逆に聞いてやればよかったかもしれません。お前こそなんでそんな好き好んで都合の悪い女ばっかり追いかけてるの?と。

Q.どうせ傷つくのが怖くて恋愛をする勇気も無いんでしょ?
A.恋愛とは傷つくものなのですか?そんな事を何故わざわざしなければならないのですか?

↑こんな感じ

そんなわけで、男性にとって都合の良い世界をとことんまで突き詰めた本作です。自分の全てが肯定される安らぎに浸る事が出来ます。世界の謎を解き明かすワクワク感や何が起こるかわからないドキドキ感が無い代わりに、悩みや苦しみも無い世界です。だからあまり書く事もありません。

ヒロインは皆エルフということでファンタジーな世界観ですが、設定の作り込みは非常に緩いです。話も極めて狭い範囲で展開されますし、主人公が元いた世界とエルフ達の世界の関係性とか、完全に放り投げてます。細かい所挙げていけばキリがありませんが、そこそこの期間ハーレムを楽しんだ後に元の世界に戻って何しれっと自宅に帰ってるの?ってところだけは突っ込ませてください。
家賃は貯金から引き落しだとして、無断欠勤が続いたら会社から人が部屋を確認しに来たり、そこから行方不明が判明して大騒ぎになりません?アルバイトでバックレ状態になっていたとしても、郵便物がしこたま溜まっている状態を見て大家さん不動産屋さん何してた?そもそも元の世界に戻ってから働いている気配が全く無いとか、エルフはエルフで何しれっとこちらの世界に溶け込んでますかとか。まあ、現実世界とエルフの組み合わせをやってみたかっただけとかそういう理由が答えなんでしょうから、気にするだけ損なのですけれども。

しかし、しかしです。このぬるま湯のような世界はなかなかどうして魅力的なのです。エルフにゃ学校も、試験も何にも無いのです、もちろん労働も。飲んで食って美女とのセックスに明け暮れる、実に素晴らしい。劇場版エヴァンゲリオンでのラストで、アスカではなくレイを選んでいればこんなぬるま湯世界が待っていたのかもしれません。基本的にこの手のハーレムはむしろ嫌いな部類だったはずなのに、やはり乳のせいでしょうか。

ルネが初めてなので本作のエンジンも初めてなのですが、これがなかなか良くできています。あると嬉しいクイックリスタートはもちろん備えていますし、おまけモードのイベントフローチャートも使い勝手は良好です。立ち絵全裸モードが標準装備は笑いました。予約特典とかでたまにつけてるところありますけど、標準装備は初めてです。エロシーンに入るとむしろ肌露出が減るというこのシュールさがたまりません。射精カウントダウンシステムは15年位前に当時のAVで初めて目にしましたが、こういったところで脈々と受け継がれている事に感慨深い思いがあります。
この手のタイトルだとお約束ですが、ハーレムルートは正直あまり好きではありません。特に複数ヒロインと主人公のエロシーンなのですが、他のヒロインがセックスをしている横でずっと同じ姿勢のまま挿入を待ち続けている時、果たしてヒロインは何を考えているのかとかすげえ気になります。

何故手を出したのかは未だ以って分かりませんが、結果オーライでした。今さら初めてのルネですが、やっぱり長いことやってて生き残っているには理由があるのだと感じられる一本でした。

2017.07.17