よみエッチ! 感想

第一印象は、どうしたAIL?でした。私の知っているAILは、そもそも「えっち」なんて生ぬるい表現は使いません。こういうライトな雰囲気のタイトルって、振り返ってみると2008年の『エインズワースの魔物たち』以来みたいです。ただあれの時は、幼女な雰囲気が充満しており私は全く見向きもしておりませんでしたので、あれもしかして、こういうAILは私初めて?

正直な話、新規スタッフの力試しに1本作らせてみました、みたいなノリのタイトルだと思っていたのですが、エンディングのテロップ見たらいつものメンツ。しかも企画、シナリオリバ原あきじゃありませんか。つまり、一昔前であればこれ【チームRIVA】のタイトルということになります。最近では諸々の理由で【チーム○○】という表記はやめたらしいですが。しかしながら、事実上の【チームRIVA】で、ヒロインがぐちゃぐちゃにならないのはやはり違和感があります。完全に私の先入観の話ですけれども。例のごとく「AILの新作」の文言だけで公式サイトも確認せず予約するのが悪いのですけれども。最後の最後まで、心のどこかで「BAD展開ありうるんじゃないの?」なんて期待はありました。結局、徹頭徹尾主人公が性的に爛れた生活に堕ちていくってだけで、ホッとしたようなガッカリしたような。そういえばスタッフルーム画面で、珍しく次回作への言及が見当たりませんでした。適当にパラパラっと覗いたら、誰かしら「次回作は~」なんてコメントしてることが多いのですが。さすがに作らないという事は無いでしょうけれど、好きなメーカーの次回作はいつだって気になるものです。2013年12月現在、AILタイトルは3作連続プレイ中ですし。(積んでない!)

本作に限らずよく思うのですが、「第○話」というアイキャッチたまに見かけますが、これって入れる必要あるのでしょうか。本作の場合は12話構成で、各話ごとにアイキャッチが入るのですが、何を思っての12話構成なのかイマイチ判然としません。例えば、ハリウッド映画的な三幕構成の場合、山場を3つ用意します。そしてその山場を、120分作品ならば30分地点、90分地点、120分地点(実際には110~120分地点)に配置します。こうするとストーリー全体にメリハリが出るとか出ないとか。岡田斗司夫曰く、『ダイ・ハード』をストップウォッチ片手に鑑賞すると、綺麗に時間配分がなされているとの事。私は試したことありませんけれども。
とにかく、このハリウッド映画的三幕構成を本作のような12話構成に適用した場合、3話目、9話目、最終話に山場となるはずです。正直な話、そういう意図が無いのならあんまり「第○話」という表記は無意味で
はないかと感じます。本作の場合、3話目、9話目、最終話にそれぞれどんなイベントがあったかというと、翔子メインで進めた場合以下のようになります。

3話目:「よみながらのえっち!?」 ⇒ 三人での関係スタート
9話目:「true heart」 ⇒ 翔子に告白
最終話:「先輩と僕~先生も一緒に~」 ⇒ エンディング

あれ、結構上手い事割振れてる?確かに、やたらとテンポ良くというかあっさりというか、サクサク終わった印象ありましたが、わりと上手く構成してたという事なのでしょうか。もしくは純粋に短かったのか。しかしまあ、この手のヒロインと主人公がひたすらキャッキャウフフする系のタイトルは、どうやっても日常描写のマンネリ化が敵になりますので、それを回避しているという事実だけ見てOKにしたく思います。

エロ方向では、やはり安心のAILです。ヒロインをズタボロにしなくてもちゃんとエロいの作れるんですね。新しいAILを発見出来て嬉しく思います。本作注目すべきは、基本的にはコンドーム着用という点です。基本ゴムありなので、たまにある中出しのシーンが際立ちます。基本中出し毎日が安全日だと、作中のメリハリが無くなり、感覚が麻痺してよろしくありません。まさか抜きゲーメインのメーカーに気付かされるとは、やはりエロを追求してらっしゃる方々は、目の付け所が違うなという一本でした。