聖ヤリマン学園援交日記 感想

完全に衝動買いでした。
そういうソフトに限って家に帰ったらすぐプレイするのですから、押入れに眠る未開封の積みゲーたちが哀れです。

予想外にテキストがしっかりしていました。
変に特徴的な言い回しをしようとしないのでストレスを感じません。
安っぽいライトノベルじみた文体の作品が多いのでこれは嬉しかったです。
シナリオ自体はほとんど無いようなもので、エロシーンのオムニバスに近い構成になっています。
これが援助交際というシチュエーションに思いの外ハマっているように感じました。
金銭と性欲のみでつながった即物的な関係が逆に新鮮でよかったです。
おそらく、何か運命的な物語を展開させたら中途半端な凡作に終わっていたでしょう。

グラフィックも肉々しくて良い感じです。
ほとんど内容はエロシーンしかないのに、しっかり立ち絵まで用意しているあたり贅沢です。
そっちの労力を削ってエロシーン増やしてくれと言いたいところですが、立ち絵が足をひっぱているということでは無いのでまあ良しとします。
これ以上肉をつけたらただのデブになってしまうというギリギリのラインが、絶妙なエロさを醸し出しています。
人によってはもう充分にデブの範疇なのかもしれませんけど。
全員がおっぱいバインバインなのも素敵でした。

手っ取り早いエロシーン、堅実で安定したテキスト、コンパクトながら充実したボリューム、私が低価格帯ソフトに求めているものがしっかり揃っていました。
特にコンパクトに、全体でのプレイ時間が短く作ってあるのは助かります。
同じ内容なら短くまとまっている方が一気に楽しめます。
コンパクトながら、ヒロインたちのムチムチのボディ同様に、ぎっちりと中身の詰まった一本でした。