もしも水泳部顧問の妻がデカパイ肉オナホとして裏サイトで晒されていたら 感想

寝取られモノです。人妻で処女という、これはまた恐ろしいものを。夫婦そろって鉄の貞操観念です。「好きです」「俺もだ」→「さあSexだ!」の学園ドタバタ系の主人公たちにも見習ってほしいくらいです。ただ、それだけの厳格な教育の下に育っているわりには、ちょっとこれは頭悪いんでない?という言動があり、一貫性に欠けると言いますか、もったいないなあと感じました。

ストーリーは主人公が二週間の出張を言い渡されるところから始まります。果たして学園の教員が、そもそも出張に行くことなどあるのでしょうか。しかしここで主人公が出張に行かないことには話が進まないので置いておきます。実はこの期間にヒロインが問題児三人を中心としたグループに凌辱されており、それを主人公は裏サイトで知り…という展開です。

ヒロインの鉄製だったはずの貞操観念は、問題児たちの凌辱の前にあまりにもあっさり崩壊します。お前が処女を守り続けた25年はなんだったんだと問い詰めたいです。

ヒロインに対する凌辱は全てビデオに収められており、問題児たちは変態水泳部を名乗り、それを裏サイトで公開していました。この変態水泳部といういかにも頭の悪いネーミングが、なかなかどうして私は嫌いではありません。あまりにもまんまですし、主人公やヒロインより設定と言動が一致しているといいますか、こいつらならやるだろうな、と。

この裏サイトの存在がこの作品のキモです。主人公は問題児たちにこのサイトを教えられ、ヒロインが凌辱される様を目にするという流れなのですが、これによりシーンが連続で挿入されます。主人公は裏サイトを通じ次から次へとビデオを再生しているわけですから、本来なら必要なはずのシーンの前後での物語というものがバッサリと省かれているのです。よってこの作品中のテキストは、ほとんどがセックスシーン中のものとなっています。

確かにカテゴライズするならばこれは寝取られモノでしょう。しかしその実際というのは、裏サイトという舞台装置を使うことによって、物語を極限まで削り、セックスシーンのみでいかに効率よく作り上げるかを主眼に置いた作品です。寝取られモノを作りたかったのではなく、効率よく作るために寝取られという方法をとったにすぎません。それを可能にしたのが裏サイトでした。ロープライスの抜きゲーにストーリーも何もあるかと言われるでしょう。私もそう思います。しかし寝取られモノは別です。主人公とヒロインの関係性があるからこそ、寝取りという行為に対する主人公の悔しさ、悲しみ、そしてヒロインの主人公に対する申し訳なさ、そしてどうしようもなく反応してしまう体。そういったものがドロドロとした欲望の中で描かれるからこそ寝取られモノは輝きます。寝取られモノを作る以上、たとえロープライスであってもそこは妥協してほしくはなかったです。