ムチムチデカパイマラ喰い魔王様とおんぼろ四畳半同棲生活 感想

いつか50%OFFセール対象になると信じ続けてきましたが、なんかそんな日が来そうにないので30%OFFで妥協して買ってしまいました。
大丈夫、分かってます。
どうせこの後すぐに「ORCSOFT作品10本5000円セール!」とか始まるんですよ。
そういうFANZAの罠、そろそろ慣れてます。


フリジア様!フリジア様!

さて本作。
こんなもんはですね、ヒロインの趣味が合うかどうかでしかないんですよ。
フリジア様のビジュアルを見た瞬間からずっと気になっておりました。
にもかかわらず、発売日に購入しそびれてしまいまして、そうなるとDL版ってなかなか定価で買うの嫌なんです。
DL版の弊害ですね。
ORCSOFTってそういう放ったらかしのタイトルが結構多めなので、いつか補完をしていかねば。
話を戻しまして、褐色白髪巨乳というこの三種の神器がですね、強すぎます。
原画の起用も完ぺきで、こういう高頭身で肉感的な描き方ができるとすごく映えていい感じ。
要素的にはもはや定番と言って差し支えないよくある組み合わせですが、それがちゃんと刺さるかどうかはやっぱそういうところなんです。
エロアホかわいいキャラも悪くありません。

しかしこの「褐色白髪巨乳」という三要素、私個人的な原体験を遡るとあれです、『クレヨンしんちゃんヘンダーランドの大冒険』に出てくるチョキリーヌ・ベスタ。
あれがここまで影響してくるんですから、やはり子供に見せたくないアニメで当時は不動の1位を欲しいがままにしていただけのことはあります。

あとキービジュで若干気になっていたのが、フリジア様の角が正面からだとぱっと見チンコに見える問題です。
黒くて使い込んだ風のチンコを二本も生やしやがって、頭からチンコとか発想が『女体狂乱』じゃないの、という心配をしておりましたが、本編だと気にならなくてホント安心しました。


タイトル詐欺…でもないか

「ムチムチデカパイマラ喰い魔王様」の部分はまさにその通りですが、「おんぼろ四畳半同棲生活」の方はというと、ぶっちゃけあまり生活感は無いです(笑)
まあそういうの求める類のタイトルでもないので問題ないですけど。
基本はほぼエロシーンというのはこの手のロープラあるあるのやつです。
ただ、エロシーンのクセは強め。
見ればライターの巽ヒロヲ氏、過去作見ればシルキーズの『姫騎士アンジェリカ』や『風紀委員長聖薇』と、むしろ本作はまだマイルドな方かと納得のラインナップ。
若干、BGVの喘ぎ声が「あっは~ん、うっふ~ん」とギャグっぽくなってるのが気になるくらいでしょうか。

日常というかそういうのは、あくまでエロシーンとエロシーンの間の箸休め程度です。
ただ、変にネタぶっこもうとして痛々しいことになったりせず、コンパクトなテキストで必要な情報を過不足なく盛り込んでくれるのでストレスフリーなのは非常に良好。
この辺は安心のORCSOFTクオリティです。

同じご都合主義なら、最近は適当な学園萌え系よりこういう底辺会社員の方が染みます。
特に、フリジアの力で無能課長を撃退、取引相手に洗脳を仕掛けて商談やりたい放題、の部分。
こういう「なろう系」的なやつにとんと弱くなりました。
労働という苦行でいろいろすり減らした中堅会社員には、10代美少女が勝手によってきて勝手に惚れていく素敵ハーレムや、向こう見ずな勢いと行動力で切り開いていく未来よりも、労せずして手に入る金銭とか勝手に片付いていく仕事みたいな苦役からの解放の方が嬉しいのです。
そういう年頃になってきたのを強く感じます。
なろう系のメイン消費者層って30~40代らしいですし。


おわりに

ORCSOFT系って実は外れなしなんですよね。
優秀なロープラブランドだと再確認です。
問題はやはり買い時で、発売日に新作を買ってもいいのですが、どうせすぐセールになりますし、それにやっぱりロープラなので、是が非でも発売日すぐにやりたいってこともありません。
そこが辛えとこでごぜえますな。
残りのタイトルは冒頭述べた通り、「ORCSOFT作品10本5000円セール」待ちかなあという。
そのあたりを改めて感じた一本でした。

2020.10.29