積みゲー賽の河原



BUNNY BLACK

ソフトハウスキャラがとうとうRPGを作ったかと、やや感慨深いものを感じます。やっぱりゲーム作ってる人達というのはRPG作りたくなるものなのでしょうか。ここ数年だと、アトリエかぐやとCircusがRPGに挑戦したのが印象的です。わりと上手い事やったやぐやと、思いっきりこけたCircusとで明暗がくっきり分かれたあたりなんかも「まあCircusなんて初音島を出たらこんなもんですよねえ」といったところでしょうか。

さて本作BUNNYBLACKですが、元々ちゃんとゲームを作っていたメーカーだけあって無難な出来となっています。特にフィールド型ではなく、3Dダンジョン型にしたのは正解だと思います。アダルトPCゲームメーカーの体力でフィールド型は無謀としか言いようがありません。アリスソフトやLeafの規模になるとなんとか出来てしまうようですが、Leafの方はうたわれるもの以降のRPGはことごとく不発気味ですし…。そう考えるとでぼの巣製作所すごいなあ。

ゲームは主人公ダークスが、魔王の部下(かなり下っ端)になるところから始まります。そこから仕事を引き受け、報酬をもらい、強くなって……という流れです。最初は下っ端らしく、本当に雑用ミッションから始まります。この手のミッションでダンジョンの掃除なんて初めて見ました(笑)
また、ダークス君は一度魔王にやられ、極端に弱体化しています。これがまたホントに弱い。私は最初の戦闘でいきなりゲームオーバーになりました。仲間を雇用しないことにはクリアは絶望的です。この「雇用」というのが個人的に引っ掛かりまして、やはりこうRPGにおける仲間というのは、熱い友情で結ばれていたりとか、共通の目的のために誓い合った仲だとか、そういうのだと今まで思っていたのですが、雇用て…。給与体制とかどうなるんだろうと思ったらなんてことはありません、最初の契約金さえ払えばパーティに加わり戦い続けてくれます、ずっと、無給で。何これ、軽い人身売買?でも昔からギュンギュスカー商会ってそういう魔物の派遣体制でしたから、まあそういう仕組みがあるのでしょう。

ソフトハウスキャラといえば周回やり込みという印象が強いのですが、今回は一週すればOKな仕様です。二週目特典はユニットの追加と引き継ぎくらいで、二週目以降でないと攻略できないヒロインなどはいません。むしろこれだけの特典で周回を強要されると、完全に作業プレイとなり著しいモチベーションの低下を引き起こすでしょうから、その辺はありがたい仕様でした。逆にありがたくなかったのは、まず持てるアイテムが少ない事。装備品も所持アイテムにカウントしますから、ダンジョン内でアイテムがすぐいっぱいになってしまいます。毎回恒例の作中作がアイテムを五個集めることで見られるようになるのですが、この仕様のせいで非常に根気のいる作業となっております。あとは功績が上がりにくいのも辛いです。階級が上がりやしません。私がレベル上げ嫌いなのもいけないのかもしれませんが。最初から最後までエカテーが使えたらなあ……。