ゴネ得狙いの彼女たちはしかし被害者かもしれない

面白い言論を見つけました。曰く、女は美容費がかかるから男は奢るべき、という笑える話です。女性が容姿を磨く事で男性がその恩恵を享受しているため費用を食事代等々で補填すべきだというのです。非常に興味深い主張です。

彼女達は美しくなる事を是としてます。しかしながら、その美しさのモノサシがあまりに視野狭窄で、彼女達の主張にあるように男性から見てうれしいかどうかは疑問です。正味な話、女性達が内輪で勝手に美を競い合って大半の男性が置いてけぼりになっています。それを勝手に押し付けてありがたがれ、というのは暴論ですよね。
その理屈でいうと、私が何百本もアダルトゲームやAVを溜め込んでいるのも男らしさを磨くためだからお前ら奢れ、という主張も成り立ってしまいます。

そもそも美しくなるってどういうことでしょうか。確かに時間をかけて髪形を整え化粧を重ねれば、素材の痕跡が見当たらなくなるレベルで変身することが出来ます。でもそれは磨いている事になるのでしょうか。装備品だけ強化してキャラ自体のパラメーターは変化していないというか、記録会の日だけドーピングしているというか、本質的なところは変わっていないような気がします。道具の使い方まで含めて本人の美しさと言われればそれまでですけれども。

結局彼女らはモードの奉仕者に過ぎないのです。モードを作り出す親鳥が餌を与えてくれるのを口を開けて待っている雛鳥なのです。残念ながらこの親鳥は金銭という対価を要求します。その代わり、遵奉を続ける限りは親鳥が彼女らの美を担保してくれるという図式ですね。揶揄を込めて盲奴と呼んでやりましょう。他者の評価無しに物の価値を決められないというのはとても悲しい事です。

何が言いたいかというと、美人はどんな格好でも美人ということです。変な希望持った夢見がちなブスが一番のカモなのです。親鳥の後をズラズラついて行くカモの雛鳥、びっくりするくらいわかりやすいイメージですね。真理ってえてしてそういうものです。