セルフ楽園追放的な

悲報? 朗報? 判断はしかねますが、再びの就労が決まりました。長らく続いていた連休記録が、多分130ちょいくらいでストップする見通しです。すごいですね、一般的なサラリーマンの1年分の休暇を一気に取ってしまったわけです。18年度の通年で見れば200日くらい。そうか、年間で出勤より休暇の方が多いとこんな気持ちになるのか。間取って年間160日くらいが良いかもしれません。完全週休3日制を導入するとだいたいそれくらいになります。プレ金とかクソどうでもいいから、政府は早くこっちを導入すべき。

本来は、このままダラダラと、新年度から頑張れば良いじゃん! みたいに考えていましたが、転職の売り手市場にちょっとリスクありと感じ、早めに決めた次第です。米中戦争がもう一歩進んで中国が破綻とかになると、通貨危機とかリーマンとかと比較にならない経済危機は必至。決められる時に決めておこうと。
もう少しリアルな話をすると、昨年末の株価暴落で新車が一括で買えるくらいの損失が出まして、資産が減り続けるストレスにこれ以上耐えられなくなってきた、なんて事情もあったりします。

おいおい満員電車とかオフィス街とかそんな密集してお前らアホかよと、これまでは北関東から東京都民を見下していましたが(地図の位置関係的に)、来月から私もそのアホの仲間入りをします。通勤片道30分はどうやっても譲れない線なので。
断言します。通勤時間に生産性はありません。都内には、片道1時間以上かけて通勤している方々がザラにいらっしゃると耳にしました。仮に1日に2時間かけているとすると、240日勤務だとすれば年間で480時間、つまり20日分の時間を通勤に使っている事になります。40年働くと800日間なので、え? 2年以上? 全くもって理解しがたい。こういう計算すると、通勤リスクを考えるだけでマイホームは一生要らないなあとの思いが一層深まります。

マイホームといえば、私くらいの年齢になるとそろそろ結婚してマイホーム、なんていう世間的な風潮があります。結婚はともかくとして、マイホームは早くありませんか? 人生100年の時代がやってきています。例えば一般的な(鉄筋と木造のどちらが一般的かは知りませんけれど)一軒家というのは、耐用年数どのくらいなのでしょうか。50年? 60年? 35歳で家を買ったとしても、100歳までには65年。90歳とかでまだまだ死ぬ気配も無いのに、家がダメになったらどうすればいいのでしょう。それを考えると、50歳あたりで買うのが適切じゃないかなあと思います。

それでもせめて、信じられるだけの年金があればもう少しマシなんでしょうが、受給年齢引き上げの話が出ており、これはほぼ確実でしょう。70歳まで働く時代は確実に訪れます。根底に横たわるのは、やはり少子化問題。人口減少には歯止めをかける必要があります。
興味深い話を耳にしました。何故少子化が進むか。一般的に、若い世代に金が無いにも関わらず教育にかかる費用は上がる一方だから、みたいな論調で語られる事が多いです。私もそう思っていました。では何故、若い世代に金が無いのか。経済成長の勢いが鈍化して賃金上昇が緩やかになったから? 非正規雇用が多いから? 残業規制が進んでいるから? どれも正ですが、加えて大きいのが奨学金だそうです。返済に手一杯で、育児資金どころでは無いと。
ドンピシャな統計データが準備できていませんが、今の20代の親はバブルを経験した世代が多く、貯蓄の意識が低い傾向があるようです。となると、子供も学費から生活費から親に頼る事ができず、結果的に日本学生機構のデータによると平成28年度は2.7人に1人の割合で奨学金制度を利用しているそうな。自分の学費は自分で調達するっていう、ある意味正しい姿なのかもしれませんけれど世知辛いです。
あくまで大学進学を投資と考え、それが生涯賃金に反映できるならば良いでしょう。しかして日本に存在する700校以上の大学のうち、2/3以上は定員割れ。リアルに名前が書ければ入れる状況です。ぶっちゃけそこ行く意味ありますか? 私には、強欲な大学経営者が事業を存続するために、本来別の道を歩むべき高校生を唆して進学をさせているような気がしてなりません。奨学金を使えば学費も賄えますよ、みたいな甘言と共に。
念のため言っておくと、私は奨学金で利息を取るなど言語道断、むしろ帳消しにすべし! なんて話をするつもりは毛頭ありません。借りたものは返すのが当然ですし、むしろ奨学金制度は一般人が経験する中で最も優遇された金融制度だと思っています。本来使う必要の無い人まで使わされているのが問題だというだけで。

というわけで、日本をダメにしている現況はクソみたいな潰れかけの大学機関にあるわけです。3年連続定員割れとかのところはお取り潰しと参りましょう。それにそこの存続に使っている補助金をまともな大学に回せばもっと有意義な研究をしてくれるはずです。これで経済は活性化して諸々の問題が解決すれば私も安心して早期リタイアをする事ができるでしょう。まずは少子化問題。世間の皆様、生めや増やせや私のために。

※あくまで本人の独断と偏見と私見と願望基づく妄言です。あしからず。

2019.02.01