ランス03 リーザス陥落 感想

ソフマップ特典の魔想さんタペストリーすげえ悩みましたが、結局公式通販に落ち着きました。
予約の時の衝動さえ乗り越えてしまえば、この手の特典による余計な出費は回避可能です。
欲求の瞬間最大風速は予約の時で、いざ手に入れてしまえば見向きもしなくなるものなのです。
節約大事。

システム的には『ランス01』をブラッシュアップした印象でストレスレスです。
ランス01』の日数の概念等々、あまり面白さに寄与しなかった部分はばっさりやった一方、ハニーキングや遊園地等の本筋無視して遊べる部分は強化された印象があります。
恥ずかしながらハニーキング打倒は諦めましたが。
どうせならこのシステムで『アリス2010』に同梱された02も再リメイク(なんだこの言葉)してしまえ、なんて一瞬思いましたが、このシリーズって毎回システム変わりますから統一ってむしろ趣旨にそぐわないですね。

それよりも問題はボイスです。
情報が出たときからえらい冒険するなと不安視しておりました。
どうして今さらになってフルボイスなのかと。
案の定、冒頭は違和感アリアリでしたがあら不思議、時間とともに気にならなくなりますシイル以外。
キャスティングがその辺は見事でしたシイル以外。
「ひんひん」は声がつくとすげえイラっときました。
ネタだろうとなんだろうと「てへぺろ」をリアルでやるやつを殴りたくなるのに近いです。
何故かはわからないのですが、シイルだけイメージと遠かったです私個人的には。

風の噂で耳にしましたが、敵ユニットとして出現する「美食家」。
海原雄山にモザイクかけただけと思しきグラフィックで、うわ雑だなオイ、なんて思っておりましたが、なんとオリジナルのほうでも出てたらしいです。
なにもそこまでやらずとも、なんておおらかな時代の残滓を感じます。
そのあたりで言えば「夏への鍵⇒夏への扉」なんかもニヤリとできました。
ちょうどこの夏に読んだばかりだったので。
こっちは知っていれば気づくし知らなければあっさり流されるような出し方だったので良かったです。
この手のネタは自己主張しすぎないほうが好ましいです。

しかしながら大分揃ってきました。
あとは4さえリメイクすれば、現行の環境でもシリーズが網羅できます。
タイミング的にもしかすると『ランス10』あたりで『04』を出して『ランスBOX』みたいなの出す気かもしれません。
いや、そしたら『鬼畜王』もリメイクしないと。
『ランスBOX』に『鬼畜王ランス』が限定特典でつきます、なんて話になるとまたやっかいですね。
大体揃ってるのに買いなおすとかアホらし。
さすがにそこまでがめつい売り方しないとは思いますけれども。

ランスシリーズ発売当初から現役でプレイしているレジェンド級のユーザーはそういないと思います。
つまりこのシリーズ、大半のユーザーが途中参入でかつ全作網羅していないわけです。
そういう意味では、需要と供給が一致した良いリメイクではないでしょうか。
まあ、windows以降しか知らない私にとってはリメイクというより全くの新規ですから、時系列の体感的にはある意味『スターウォーズ』に近いかもしれません。
業界内でのレジェンド具合も似たり寄ったりですし。
そういう面も含めて、つくづくランス君みんなに愛されてるなと感じた一本でした。

2015.11.23