MISAO~淫辱忍法伝~ 感想

LiLiTHが2010年最後の最後にいい仕事しました。
まず、圧倒的に画が綺麗です。
このクオリティが2200円で差分抜き34枚は非常に嬉しい。
ただ、蛍火とすみれは基本的におまけ程度で、画像のほとんどは操のものです。

ゲームの目的は捕えた操を調教し、「傀儡の術」を完成させることです。
そのために調教メニューを一日に二回選択します。
与えられた期間は10日間。
体力と相談しながら「凌辱」「快楽」「恥辱」のパラメータを操作してください。
8つある調教メニューはそれぞれ三回目まで用意されており、三回目には新しいCGが開き、変化するパラメータ量も変わります。
最終的なパラメータでエンディングが決定しますが、調整は難しくありません。

そういえば私は、LiLiTHのコマンド選択式の調教系は初めてです。
当然調教が進むほどに内容は過激になるであろうと予想し、序盤はパンツを脱ぎつつ待機の構えだったのですが、最初からいきなりエロかったので(遺伝子情報的な意味で)情報漏えいしてしまいました。
「傀儡の術」のせいもあり、わりと早い段階で操が快楽に目覚めてしまうので、堕ちる過程を楽しみたい人には向かないかもしれませんが、なにせ2200円のロープライス作品ですから、そこまで求めるのも酷でしょう。

調教内容ももちろんですが、この作品のエロさの源は卑語・淫語です。
台詞だけだとかなりの頭の悪さですが、これに音声とCGが加わるとエロになるのだから不思議です。
私としてはそういう卑語・淫語を教え込むパートがほしいところなのですが、ロープライス作品の場合、貴重なシーンをそんなことに使うのはもったいないですね。
そもそもフルプライス作品ですらそこまで滅多にやりませんし。

調教には忍術が用いられます。
というよりは、調教を施す忍者たちの特異体質でしょうか。
まあそれも含めて忍術なのでしょう。
これにより、シチュエーションは多種多様です。
忍者ってすげえ!ただこいつら、実戦でこの忍術どう使うんだろう…

「傀儡の術」が完成しないENDがあるのですが、なぜかそちらでスタッフロールが流れます。
そういえば主人公操ですから、そっちのほうがTUREなんですね。
あっさり描かれすぎです(笑)製作者も消費者も、勝つ操より負ける操を求めているというのがなんとも素敵です。