風紀委員 白紗 感想

いつか何かのセールの時に買っていたのでしょう、DL版で積むとホント所有状況分かりにくくてよくありません。
縁のタイトルは初プレイになります。
そのうちやろうとかずっと思ってましたが、そういうのってホント先延ばしの犠牲になりやすいです。
普通に新作積んでるのに、半額セールで、しかもとりあえずで買ったやつの優先度なんて、とてもとても悲しい……。

さて本作。
ゲームブック風の進行がブランドの特徴、みたいな話は聞いたことありましたが、ロープラの抜きゲーなのでどれだけ効果的なのかってところに興味津々でした。
で、それを堪能する前に終わってしまいました!
すんごいコンパクト。
ですが、ヒロインの過去とか掘り下げとかストーリーとかロープラの抜きゲーに求めてないので、特に気になりません。
むしろ中途半端に無駄な説明セリフが続くようなシーンも無く、それでいて展開は最低限繋がっているので、これはこれで最小単位としてアリだな、くらいに感じたり。
何故かレイプされたらしい女子学園生がさら酷い目に遭う! っていうだけの話をただそれだけ描きました、というホントそれだけ。
パンツ脱いだ状態ではじめからスタートしても、風邪ひく前に全然間に合ってしまい、何故か笑えました。

このミニマム構成が許せたのも、そこそこ私の性的嗜好にエロシーンが合っていたからかと思います。
何の落ち度もない少女が、当たり前に手に入れられたはずの幸せに絶対手が届かないところに落ちてしまうってのはとても良いです。
本作は開始いきなりのピアッシングで、ビジュアル的にもその不可逆感がでていてグッドです。
強制排泄(大)もいい感じ。
惨めなほど堪りません。
欲を言えば、そこに落差があればさらに興奮ポイントたりえたかもしれません。
助走が長すぎてエロシーン始まらないのも困りものですが、助走ゼロでいきなりスタートだと趣が足りないというか。
欲深い話ですが。

ADV形式のおかずが欲しい時にはちょうどいい作品かと思います。
破綻しないギリギリを狙って最小に収めてきた印象です。
その分、いろいろ犠牲になっています。
タイトルから、ヒロインの白紗は風紀委員であるらしいことが読み取れますが、作中でそこに言及は無かったりで、冒頭いきなりなんで白紗がレイプされているのかすら分からない状況です。
目障りな風紀委員をちょっと〆てやろうって話なのか、ただただ運悪く性欲のはけ口にされてしまっただけなのか。
「風紀委員」なんてワードを選んだからには、個人的には前者であってほしかったりしますが、そのあたり読み取れるのは冒頭のせいぜい1行分くらいのテキストのみなんですよね。
すごい圧縮術。
そのあたりはもう少し詰めようがあったかもしれません。

縁というブランドとエロシーンの嗜好が合いそうなので、同じ方向性のタイトルがあればそのうちやってみてもいいかな、という感じです。
ただ、他タイトルだと異種姦が多く、そっちはあまり好みではないので悩ましいところ。
扱いとしてはTinkerBellあたりと同じとしたいです。
あれも触手が出ないタイトルなら、というブランドなので。
ファーストコンタクトは良好、次回以降に期待という一本でした。

2020.04.09